食事中の方には、大変失礼します。
実は、私の友人が古い日本家屋を買って、改造して住んでいます。
本日、そのお宅にお邪魔しました。
大変上手な設計で改造がされていて、さすがと思わせるに充分な内容でした。
土地+建物+改造費=約1億円かかったと言う事で、こちらにはもっと驚いてしまいました。(笑)
1億円もかければ、そこそこ立派な家が建てられるのにと思ったんですが、奥様に化学物質アレルギーがあり、現在の建材は体に合わないということで、古家の改造になりました。
この様子は、改めてご紹介するとして、今日お話したい事は、便所とOMソーラーの臭い関係話。

既存の便所は、柱から左に「キンカクシ」右側に「アサガオ」が付いた、昔はどこの家にもあったものです。最近の若者は御存じないかもしれないが、まだまだ想像できる人は多いはず。いわゆる「汽車便」ではなく、床にべたっと便器が付き、木箱にチリ紙が入っている「ポットン便所」です。廊下の突き当たりにあったものです。
そういえば、昔は初めてのお宅にお邪魔しても、トイレの位置を訪ねる必要がありませんでしたね。
大小の便器を外して、洋式水洗便器(昔はウエスタンスタイルなんて呼んでいました。和式はウンチングスタイル?)に変えてあります。
更に写真には写りませんが、右側に手洗いが付いています。
小便用は飛沫で壁をよござないように、腰板が貼ってありました。
前置きが長くなりましたが、ちょっと窓に注目してください。
汲み取り便所で、臭気が今の水洗の比ではない時代、先人達は自然の摂理に従った方法で実にうまく解決しています。便壺には臭突が立ち、自然風力(風車が付いている)で糞尿の臭気を便所内に入れないように抜いています。また、用便の臭気は上下の窓で重力換気を行っています。(下の小窓から入った外気は、上昇して上の窓から抜ける時に臭いを持ち去る)汽車便になった頃から、下の小窓がなくなり、臭気がこもるので換気扇を付けるようになってきました。
この先人の知恵こそ、OMソーラーの基本だと言う事を言いたくて、こんな長い文章になってしまいました。つまり目に見えない空気(臭気)と風(換気)をデザインする「OMソーラー」の基本が、昔の便所の中には凝縮されていました。(なんか臭そうですね)
それにしても、最近は家の中にモーターがあふれ、ちょっと工夫すれば済むところにまで、やたらと換気扇が付いているのが気になっています。まるで、金魚鉢のぶくぶく(酸素ポンプ)で生かされている金魚みたいな錯角を感じるのは、私だけでしょうか?