よほど日本人的
深大寺の家の風呂桶は、ドイツ人が入るにしては、とても小さいものでしたが、私の友人は自宅屋上のペントハウスに、こんなに素適なお風呂をつくってしまった。

夫婦一緒に入れるほどたっぷりした大きさのお風呂に、あきれる私。
ポッと頬を染める友人。
なんか、いいなぁ・・・。
こんな大きな浴槽、入れるの大変だったでしょう。
一番大きなのを、つくっていただいたの・・・。ポッ!
屋上を中庭風にして、とても開放的に楽しめる。
お互い見つめ合って、中庭なんか見ないのに!

ガラスの仕切りの向こうっ方は、解放的な洗面所。
裏の山の緑が広がる。
つまり、お風呂に入りながら、中庭と裏の山を見られる。
もう、露天風呂気分満喫。
実に開放されたお風呂を見た。
ペントハウスにこんな世界が広がっていたなんて。
ちょっと嫉妬してしまう。
長い階段を昇ると、そこは別世界だった。

お風呂と洗面所を隔てるガラスの壁。
それを繋ぐ入口は、無粋なグレーチングではない。
真っ白な砂利の河に、赤い飛び石1つ。
ただこれだけだが、距離感を生む。
気持ちよく浴室に導かれる仕掛け。
もちろんここで、浴室の水も切れる。
ガラスとドアもフレームレスにできる。
気持ちよさの連続を邪魔しない。
流石と、ため息ひとつ。