今までの相見積りの話を読んでいると、工務店はみんな相見積りを嫌がっているように聞こえる。
私の知っている工務店に、相見積りに特化して業績を伸ばしている会社がある。
この会社は、小規模の地域ゼネコンと言う業態だったが、公共工事激減という昨今、住宅市場に方向転換。しかし今まで個人を相手にしてこなかったためなかなか受注が進まない。また、設計と言っても実施図・施工図を描くことが中心で、プレゼンでの魅力的な提案は不得意だった。しかし、設計者と仕事をすることには慣れていて、図面を読める職人を揃えていた。
こんな会社の実態を整理して考えた時に、会社の向かうべき方向が見えてきたという。個人の理不尽なわがままを聞けない営業では、住宅営業は無理だと全員首にした。提案力のない設計も住宅には無理だと積算に配置転換したら、半分の人間が辞めて行った。無駄な経費をかけずに工事を主体にした会社にしていった。
ネットコンペ等を通じ、積極的に相見積りに参加していった。営業や設計の無駄な経費をかけない分だけ、安い価格で勝負できるので、1/3程度はものになった。また、相見積りでお世話になった建築家から、特命での依頼も受けられるようになった。実に効率が良い仕事が出来るようになったという。
今までは、大きな費用をかけて広告を打ち、資料請求や見学会に参加した僅かな人を追い掛け回し、何度も設計を直し、見積り出した時点で断わられることも多かった。ここまでにかかる経費は100万円を軽く超えて、一銭も回収できない。この経費を他の現場に転化しようとするものだからなおさら受注しにくい価格になる。こんなことが頻繁に続いたのだから業績は悪化した。そんな過程があって、相見積りに特化した工務店になった。
確かに、数を行えば、ハズレの設計者や住まい手に泣かされることもある。ある意味コンビニの万引きのような物で、一定のロスは織り込んで計画すれば、それはダメージにならない。住宅専業の工務店は、見積りをすれば仕事になるモノ、住まい手は全て良い人と勝手に甘く思い込んでいるから、想定外な事態に不満が出る。本当はそんなありえないことを前提に、モノを考える甘い経営が問題だと気がついていない。
複雑細分化される社会で、建築業界もけして特別ではない。このような相見積りに特化して、競争力ある価格を提示できる工務店のあり方も一理ある。確実に3軒見積りすれば1軒取れるので、営業受注より効率が良いし、数が読みやすくなったと言う。この割り切りは、かえって潔さに思える。営業力・提案力・設計力がないのに、相見積りを毛嫌いし、悪く言う工務店には未来はないと感じる。工務店が不得意な営業・設計・広告宣伝を止めて、得意な物をつくることに特化し余分な経費を削減したら、建築工事費は10%以上下がるだろう。
相見積りについて考える7←○
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