11月25日(土)JIA日本建築家会館で環境建築賞の最終審査が行われた。一次の図面審査、二次の現地審査を通過した住宅5作品が最終審査に臨んだ。
野沢正光建築工房でエントリーした『ソーラータウン府中』を野沢さんがプレゼンテーション。環境づくりは建物の周りの環境を整えることが大切という野沢さんの話に、審査員一同うなずいて聴いている。地価の高い東京で各戸が自分の敷地から1割程度の土地を出し合い地役権を設定して共用することで、みんながこれだけ広い緑に囲まれたスペースを自分の庭のように使うことができる。外部環境のつくり方に多くの時間を取られ、建物自体の性能を話す時間が圧縮されたが、それでも時間軸で考えた省エネルギー住宅を須永研究室の実地検証に基づくデータで実証した説明は説得力がある。他の応募者は建物の性能を主眼に置いたプレゼンでしたが、もっと広い環境とのかかわりを訴えたプレゼンは、野沢さんの視野の広さを伝えた。
最終審査が始まり、各審査員が2票ずつ投票し、ソーラータウン府中は唯一すべての審査員からの票を獲得した。
満票が入ったのでこれ以上の審査の必要が無いかもしれないが、一応ルールなので各審査員が上位2作品から1人1票入れる決選投票を行い、1人が棄権したので3:2でもるくす建築社の『佐戸の家』が大賞に、『ソーラータウン府中』が優秀作品賞に決まった。 野沢さんのような大御所が応募するのもいかがなもんかというコメントもあったが、若い佐藤さんが受賞したことに会場は和やかな雰囲気に包まれた。
佐戸の家は佐藤さんのご自宅で、秋田県という冬場寒い地域になりながら気密断熱を高め、外部に置いた太陽光パネルで発電した電気を鉛バッテリーに蓄電して、電気が無くなる前の9時過ぎに寝て早起きして働くという昔の人たちと同じライフスタイルを実践することでエネルギー消費を抑えて、完全にオフグリッドの暮らしに挑戦しているところに共感した。鉛電池の環境問題を指摘する審査員もいたが、佐藤さんの自分でオフグリッドに挑戦しているという真摯な取り組みに力強さを感じた。もるくす建築社は最近注目を集めている組織で、審査会終了後佐藤さんとお話をして、今度秋田に行くときには寄せて頂き現場をご案内頂く約束をした。楽しみです。
一般建築部門でも、決選投票で惜しくも敗れてしまいましたが、木造の広いワンルーム透析センターの計画が環境負荷の小さな木を構造に選んだことや、数時間ベッドに横たわっている人の心を和ませる開放的な窓からの景色や木の構造体を活かしたインテリアがとても良かった。住宅部門も一般建築部門も、単に建物の環境性能を上げることではなくて、その結果としての快適な暮らしをテーマにした提案がなされていることにこの賞の独特な価値を感じた。
ソーラータウン府中園路で行われたBBQ。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-27833291"
hx-vals='{"url":"https:\/\/tokyomachi.exblog.jp\/27833291\/","__csrf_value":"feec89bfb7f96b6a900b6955a89e53dae759f3175ceeffb7001debe39e777397512a39508727a46ee91f41f0d297258750536a88a03bb446eebb7bcb933881b7"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">