国分寺崖線には、武蔵野の雑木林をはじめとして、自然が残されている。
武蔵野丘陵の関東ローム層が多摩川に削り取られて、10m~20mの段丘ができた。
崖線と言っても、断崖絶壁の崖ではなく、勾配がきつい傾斜地になっている。
台地に降った雨がロームを抜けて礫層に入った地下水は、この崖線で湧き水となり、
野川まで非常に豊かな水が自然を育んできた。
水の周りに人たちも居を構えてきた。
典型的な武蔵野の自然が今なお残されている。
身近にこんな自然が残されている事は素適な事だ。武蔵野の春を探しにやってきた。
コブシは最盛期を過ぎ、少し茶色いところが見え出してきたが、桜が咲くまでしばしの辛抱。菜の花が原っぱに明るさと春の日差しをつれて来た。武蔵野の山や野原がうっすらと色付き始めて、辺りの空気がやわらかくなる春。
今日、東京ではソメイヨシノの開花宣言が出たらしい・・・
もう、春。 四季がある東京の恵まれた自然を大切にしたい。