布田の家 通り土間の効果
先日、「おかあさんの茶室」の話を書いたが、今度は「おとうさんの囲炉裏」

この布田の家は、家族それぞれの家に対する夢が盛り込まれた。
おとうさんは、大事にしまってあったケヤキの板で、囲炉裏をつくって欲しいと言って来た。
できればもう少し框の幅が欲しいところだが、あるものをうまく無駄なく使いこなすところが、職人の腕の見せ所。ここを担当した秋山大工は、ベテランで腕も立つ。頼まれりゃイヤと言えないが、へそが曲がったらなかなか元には戻らない。そんな昔気質を持った職人の塊だ。
そんな秋山大工が、つくった囲炉裏はとてもよくできている。胴に杉の赤身一枚板を使っていることからも、意気込みが感じられる。
見学会の下見に行った時、丁度御両親が見えていて、早速おとうさんに声をかけられた。
「囲炉裏は見たか。とてもよくできているんだ、あの大工は腕がいいなぁ!」