『私たちは、いかなる工事業者とも利害関係を持たず、中立公正な立場で競争原理に基づき適正価格を導き出しますので、一般的な工事価格より10%程度のコストダウンが可能で、設計料の10%はけして高い物ではありません。』
と云う事を看板に相見積で仕事を受注している設計事務所が沢山あります。
素人の方には「なるほど」と思わせるような能書きですが、本当でしょうか?
家づくりに失敗しない為にも、是非読んでください。
私たちが普段お付き合いしている永田昌民さん、益子義弘さん、野沢正光さん、田中敏博さん、伊礼智さん等々のいわゆるプロ向けの建築雑誌に定番で住宅を掲載している一定レベルを越えた住宅を設計している建築家たちは、基本的に相見積をしません。そして積極的に工務店や職人さんと特別な信頼関係を築こうとします。その理由を以前永田昌民さんに聞いた事があります。
①プロなら自分で引く線くらい自分でいくらするか判っている。だから相見積して価格チェックして比較表をつくってなんて馬鹿馬鹿しい事に時間を使うより、その時間で1枚でも図面を描いた方が、確実に良く練られた暮らし易い住宅になる。自分のスタイルを持てずにいろいろな事に手を出すから、自分の線の価格も見えなくなっちゃうんだよ。
②信頼関係がある工務店や職人さんと仕事をすることで確実にレベルが上がる。設計する時点でも、あの棟梁ならこのくらいの仕事を描いても大丈夫だろうとか、あの左官が入るなら、仕上げを漆喰にするかなど、職人の顔を浮かべながら設計が出来る。毎回知らない人と仕事したって面白くないだろ。相手が見えるから、こちらも真剣勝負が出来るんだよ。
③何度か同じメンバーで仕事をすると、お互いの気心も理解できるので、確実に仕事が早くなり、手戻りも無くなる。そうなれば工務店も適正な利益が確保できるようになる。信頼関係がないまま工務店を絞れば、行き着く先は手抜き工事か倒産でしょう。どちらもクライアントのためにならないね。初めての工務店や職人だと、お互い相手の考え方が理解できていないので、ぎくしゃくし効率が悪い。いちいち色見本をつくって現場で打ち合せるような無駄も無くなり、この間やった○○邸の玄関の壁、あれ感じ良かったので同じにして。と云うだけでお互い通じあえます。
④同じ地域なのに毎回施工者を変えていたら、何かトラブルがあった場合工務店に気持ち良く動いてもらえないだろう。毎回継続して仕事をしているから、少々無理なお願いも聴いてもらえるんじゃないか。住宅と云うのはきちんとメンテナンスをしながら快適に永く住み続けるもの。お金だけの関係でそういう信頼関係を持てない住宅は、住み始めてから住まい手が苦労する事になる。
結局相見積をしている設計者にありがちなことは、自分が引く線の価格を認識できず予算以上の図面を描いてしまうために、図面を正確に読めない結果安い値段で見積してしまう工務店を施工者として選んでしまいます。また、設計者自身もメンテナンスに興味がない事が多く、板壁や左官壁なのに軒の出ていないような建物を設計図に描きます。将来的なメンテナンスに住まい手が苦労する事になる事より自分の作品性を優先している結果です。
設計者を選ぶ場合、施工事例と施工工務店名を確認しましょう。
施工工務店名を出さないような設計事務所は、施工者との関係が出来ていなく、この建物を自分だけの力でつくったと勘違いしている人ですから、住み始めて問題が起きた時に施工工務店の協力を得られず、解決する能力がなく、多分逃げ出してしまう人たちです。
相見積をする設計者が全てこういう人だとは限りませんが、そう云う人もいる事が現実です。これから建築家と家づくりを考えている方は、建築家選びに注意しましょう。
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