いよいよ明後日見学会ということで、現場は最後の仕上げにかかっています。みなさんを気持ちよく迎えられるように、植栽も入りました。
本日の東京の天気は晴れ。OMソーラーの制御盤(トモス製)を見ると、屋根で42℃の空気を集めて床下に送り込んでいる。よく、この集熱空気温度を競い合っている方を見かけるが、これはあまり意味がない。有効集熱量=(集熱温度-外気温)X風量 だから、集熱温度もさることながら、その時の風量が問題になる。例えば風量を1にしたら80度を超えた熱が得られるだろう。一方熱交換効率が良く蓄熱として活用できる温度は42~45℃だろう。この制御盤は集熱効率が良い温度を自動計算して、風量制御を行っている(風量を5段階切替で45℃を超えると1段階上がり42℃を割ると1段階下がるように設定してある)。今日は、外気温10℃・集熱温度42℃・風量5(13m3/min程度)だから、シミュレーションより良い性能だ。室温の12℃は、工事で窓を全部開け放っているのが原因。
冬の晴れた日の日中、毎分13m3の新鮮空気を取り込んでいるからOMソーラーの家は空気がおいしいと言われる。一般的な天井高2.4m30坪の住宅の室内空気量は240m3、一方OMの空気取り入れは13m3X60min=780m3、780/240=3.25 実に1時間に3回以上も空気を入れ替えて暖房しているのだ。開発者の建築家:奥村昭男氏が「暖房しながら換気するOMソーラーは、世界で一番素適な換気装置」と言っているのは、こんな事からだ。
この制御盤が優れているのは、10日間分のデータ保存機能を標準装備していること。体調が悪い時に心電図をとるように、10日間分の運転データが残っているので、故障時の原因解明に役立つ。実際は、この機能を、子供の夏休みの自由研究に活用している人がいる。環境教育に役立っているわけだ。小さい子供がいる家庭は、是非この制御盤をお勧めする。
その他、この制御盤は自動設定だけでなく、かなり細かなマニュアル設定ができるようになっている。更に、こんな設定誰が使うのと思えるような裏技設定モードを備えて、OMオタクの心までを捉えている。だから、OM経験豊富な建築家や工務店に
T型ハンドリングファンが多い(このTC-5制御盤は、T型ハンドリング専用)。
見学会に参加を希望される方は、:
相羽建設のホームページからお申し込み下さい。案内図をお送りしています。
見学会の様子→続きを見る