昨日の第3回東京町家勉強会の内容をレポートします。
参加された方は復習に、参加できなかった方は学習に活用していただければ幸いです。
住み続けられる家を創る
住宅はつくることよりも住まうことを考えたい。
住みつづけられる家とは単に長持ちすれば良いというものではなく、
大切なのはずっと住みつづけたいと思えるかどうかです。
永く住み続けることが最大の省エネルギーだと考えます。
では、どうすれば「住み続けられる家」ができるのでしょうか。
○ 住み続けられる家3原則をまとめてみました。
① 住みつづけたいと思える居心地の良い家。
② 建築の為、生活の為に必要なエネルギー消費量が少なくて済むパッシブな家。
③ 物理的にじょうぶで安全な長持ちする家。
第3回 パッシブな家
○ 小さな家は、つくるエネルギー、住まうエネルギー、壊して処分するエネルギーが少なくて済む。
○ 太陽や風といった自然エネルギーを活用して快適な環境をつくる。OMソーラーは最小限のエネルギー消費で快適な環境がつくれる。
○ 樹木を植えると家の生々しさをやわらげてくれる。もちろん地球環境にも良い。また、大きな木陰は夏涼しく快適な住環境をつくってくれる。
○ 微気候をつくる事で、設備に依存しない快適環境を創り出す。
○ OMソーラーにできることできないこと。空気の流れをデザインするとわずかのエネルギーで快適な室内環境ができる。
○ 集熱量を増やすOMソーラーの裏技「
バーチカルハンドリング」「
ハイブリッド集熱」
○ 夏のOMソーラーは、屋根が焼けて天井面がパネルヒーター化するのを防ぐから、快適な2階リビングの必需品。
○ 暖かい空気は上に、冷たい空気は下に動くという、自然界の法則に従って熱と空気をデザインする。
○ 自然の摂理に従った家は、無理をしない分、最小限のエネルギーで快適な生活を送れ、長持ちする家になる。
○ 東京の気候風土を読み、アメダスデータから各季節の風向きを調べ、風の道を探す。風通しが良い家は、家族も家も健康になる。
○
打ち水や
縁台将棋、へちま棚やよしず等、先人の生活の知恵を見直そう。
○ 呼吸できる建材(紙・土・木等)を内装に使うと、室内の湿度を55%に調整して、快適な環境をつくってくれる。
○人が感じる暑さ寒さ(
体感温度)は、温度と湿度と風速と輻射熱の相関関係で決まる。温度を下げなくても湿度が下がれば、風が吹けば、涼しく感じられる。呼吸できる内装材や通風はエネルギーを消費せずに室内微気候を整える。
○雨が多い日本では、庇の文化を持ってきた。庇は建物の耐久性を向上し、夏の日差しを室内に入れない働きをする。ローコスト化で庇を出さない箱型の家は、日本の気候風土に適さない。
>>つづく・・・・快適に夏を過ごす工夫>>
「東京町家」完成住宅見学会のお知らせ
なんと幅2.7m・長さ11.8mの電車のような小さな住宅です。
でも中に入ったら、その拡がりにびっくり!
小さな土地・変形な土地でも、設計力でその良さを引き出します。
「論より証拠」「百聞は一見にしかず」是非ご自身の体で確認を!
・日時:7/30(土)、31(日) 午前10時〜午後5時頃まで
・場所:東京都江戸川区北葛西3(東西線西葛西駅下車、徒歩10分)
・設計監理:伊礼智設計室 (伊礼智、島華子)
・施工:田中工務店 (監督 伊藤慶夫)
見学希望の方は田中工務店のホームページよりお申し込みください。
案内図をお送りしています。
ちょっと覗いてみようかな!
ついでに中も・・・。
こりゃ、やっぱり見に行かねば!!
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