時々、i-works は坪いくら位で建てられるのでしょうかと質問される。「いくら位で建てたいと思いますか?」と聞き返すと怪訝な顔をされる。しょうがないので、結果として割り算すると、75万円から85万円の間になる方が多いですねとお話しすると、随分高いのですねと言われる。
この価格って、本当に高いのだろうか?私はリーズナブルだと思っているのですが・・・。
確かに、住宅展示場やチラシ折込を見ると、坪298000円とか坪38万円~とか載っている。単純計算ではi-works の1/2~1/3だ。なるほど、いくら集成材の柱で塩ビ造作、ビニールクロスの仕上げでも、どうしたらそんなに安く出来るのだろう?
不思議に思い、住宅金融公庫の調査データを参照した。すると、とんでもない現実を見てしまった。各工法別の契約坪単価(平成15年度東京都分)が示されている。公庫の場合、契約書のコピー添付が義務付けられているので、このデータは信憑性が高いと思う。まずはご覧いただきたい。
木造在来(地域工務店) 692689円/坪
プレハブ木質系(ミサワホーム等) 749566円/坪
プレハブ鉄骨系(へーベルハウス等) 791398円/坪
プレハブコンクリート系(大成パルコン等) 742487円/坪
2x4(三井ホーム等) 723484円/坪
いかがでしょう、298000円/坪は、どうなっちゃっているのでしょうか?
基本的に、住宅価格の表示方法に一定の基準がありませんから、ハウスメーカーは少しでも安く見えるように、いろいろな手法を駆使して、坪単価をはじき出している。
○本体価格と称して、屋外給排水工事・外構植栽工事・照明器具・運搬費・諸経費等を別途計上する。
○表示基準を50坪程度に高くしておいて、実際に建てる場合割高に付くようにしている。
○建築坪を「施工床面積」としてロフトや吹き抜け等も面積に入れる。
住宅金融公庫ではそんな姑息な手段を使わずに、「契約金額/建築確認延べ面積」で計算するから、こんなにギャップが出来てしまう。これでは、多くの方が知りたがる「坪単価」に何の意味があるのだろうかと考えてしまう。しかも、上記契約金額とは100万200万と云った大幅な値引きをした後の金額ですから、値引きそのものにも疑問を感じてしまう。更に、引渡し時の精算では、数百万円単位でこのデータに含まれない追加工事が出るのが当たり前らしい。
i-worksでは、最初に「建築工事費は、どの位をお考えでしょうか?」と伺う。
私達は、その金額により、建物の大きさ、仕様内容、オプションの程度に優先順位を付けながら予算内に収まるように計画する。限られた予算で住み心地が良い家をつくるには、バランスの良い費用構成が不可欠だから。
更に、住宅金融公庫の総工事費(契約金額)を平成15年度東京都で見てみると、2550万円/戸という数字が記されている。現在i-worksの契約金額の多くは2100万円~2400万円程度だから、一般的な価格より安いことになる。しかもi-worksにはOMソーラーが標準装備されての価格だ。最近は、契約金額が2000万円を割り込むものも珍しくなくなってきている。坪単価ではなく、総額から予算を分散していくので、住まい手の予算に合わせやすい。勿論、予算が少なければ、建物の大きさを小さくしていく。その中で、ご要望に応えられるもの応えられないものを取捨選択して提案させていただく。
現在のような二重価格がまかり通っているのは、その責任の大きな部分が住まい手にあると考えている。坪単価を聞く人が多いから、業者は少しでも安く見える表現を工夫し、結果として二重価格がまかり通る。また、大幅な値引き合戦が繰り広げられる。これでは建設業界自体の信頼を失ってしまう。
もう一度、伺います。
OMソーラーが付いて、自然素材中心に構成され、外構や植栽や照明器具も消費税まで入った i-works の家が75~85万円/坪、 2100~2400万円/戸 は、高いですか?
非常にリーズナブルだと思いませんか!
ちなみに、
i-works のモデルハウスは、OMソーラーやベランダ・デッキ・植栽・外構・照明器具・消費税まで含んで2200万円です。i-works は、一切の値引きは出来ません。是非その内容をご自身の五感を使ってお確かめください。i-works の住まい手には、ハウスメーカーやゼネコンにお勤めの方が沢山います。住宅専門誌がこぞってi-works の取材に押しかけるのは、なぜでしょう。
この部屋の仕上げ
天井:杉梁現しオイルフィニッシュ(山長)、シナベニア5.5mmオイルフィニッシュ
壁 :薩摩中霧島壁箒引き(高千穂ライフニクス)、腰壁:シナベニア5.5mmオイルフィニッシュ
床 :信州赤松15mmワックス(木曽アルテック)
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