大宴会の始まりは、お決まりの集合写真。
建築工事は、いろいろな職種がそれぞれの責任を果たした、仕事が求められる。よく音楽にたとえるのだが、設計者:作曲家、現場監督:指揮者、職人:演奏者。そうやって見ると、なんかオーケストラに見えてくるから不思議だ。一人一人がBESTな仕事をしないと、人たちを感動させる演奏ができないように、住宅も住みやすいものにならない。もちろん作曲が悪ければ美しい旋律にならないし、指揮が悪ければばらばらでバランスが取れたハーモニーは生まれない。
建築工事ほど、チームワークを求められる仕事は無い様に思う。多岐に渡る現場仕事は、それぞれの関連を頭に入れながら、配慮し協力し合いながらでないとうまくまとまらない。そのためには、顔が見える人間関係に行き着いてしまう。今回この写真に写っているのは、相友会職人の親方、相羽建設社員、設計事務所所長等で、この下に各職方がいるわけだから、なんとこの数倍の人たちが、相羽建設の仕事を支えている事になる。お互い交流し、気心を知り合うために、こういう機会を非常に大切にしている。
また、災害時、これだけの人たちが、あなたの家を守っている。相友会のネットワークで結ばれ、災害時には緊急出動がかかる。各職方手分けをして応急処置に当たる緊急連絡網が整備されているのは、住まい手にとって心強い。実際、先日の上越地震時にも、相友会代表職人がボランティアで救済活動に参加している。きっと、こちらが困った時には、日本全国から材料をトラックに満載して、職人仲間が駆けつけてくれるだろう。そんな互助システムが職人の世界にはある。
この日ばかりは、酒を酌み交わし、馬鹿騒ぎをして、大いに楽しむ。仕事も勉強も遊びも、思い切り取り組む事で、私たちは成長を続ける。OMソーラー協会から石原社長が、一升瓶を抱えてやってきた。あまりに元気な宴会に、びっくりしていた。夢に向かって口角泡を飛ばし、酒を酌み交わした、OMソーラー創世期を思い出していた様子。里見タイルさんのフルート演奏が始まった。職人技とは思えないと思いきや、地元のオーケストラに参加してコンサートを開いているとか。宴たけなわ、舞台の上では「ギター侍大工編」が始まった。髪の毛が薄い大工が3人で「現場は安全第一、でも僕達は大丈夫」と言いながら帽子を取れば「怪我(毛が)無くて残念!」。大はしゃぎしているうちに、新人監督のラインダンスが始まった。見ているうちにキンキラの着物を着た営業マン登場。あっ、あのステップはマツケンサンバ!と思いきや、「アイケンサンバ」だと言う事。お腹の皮がよじれている間に、時間が過ぎていく。少し飲みすぎたかも・・・。伊礼さんは翌日半日、ぐったりしていたが、プレカット見学になるとしっかり目を覚ましていた。