さて、いよいよ相羽建設相友会の研修旅行がスタートした。
相友会とは、相羽建設協力業者の会。平たく言えば、相羽建設の建物をつくっている、職人さんの親方の会。建築工事には、沢山の人間がかかわるので、みんなが同じ価値観で力を合わせないと、良い仕事ができない。その為に、定期的な勉強会・お花見・安全パトロール・花火大会・もちつき・研修旅行等を行い、親睦と勉強に励んでいる。
今回は、相羽建設の社員を合わせて、総勢89人が2台のバスに分譲して東村山を7時30分にスタートした。
二つの富士山を見比べて頂きたい。上は神奈川県側(東側)から、下は静岡県側(南側)から見た富士山。同じ山、あるいは同じ日に撮ったとは思えないような表情の違い。方角によってこれだけ雪の降り方や頂上のとんがり方が違うというおもしろい写真だ。
OMソーラーでは、設計時に建設地の各月の風向き、風の強さ、降水量、日射量、気温等々の気象データを読み込み、その地の気候を味方にした住宅をつくる。自然の摂理に従った家づくりをするわけだ。この事により、最小限のエネルギー消費で快適な室内気候をつくる。
私が、富士山と思い描いている山は、実は、東から見た富士山なのだ。あるいは写真集やカレンダーで富士山を認識している方は、きっと忍野八海辺りから見た富士山だったりする。静岡県にありながら、静岡県から見た富士山を思い浮かべる人は少ないのではないだろうか。
実は、住宅も、そのほとんどは、雑誌に掲載された写真からその建物を思い描くから、実際のものとずれる事がある。生活とは、実際にその建物の中で行われるのだから、家を建てるとき、ぜひ現場見学会に参加して、写真には写らないものを、きちんと見てきて頂きたい。
こうして、浜松の向けてバスは走る。