27年ぶりの大晦日の雪は、多忙な現代人をいなすかのように降り続いた。
おかげで、買い物に出かける予定が狂い、ポッコリ時間が空いてしまった。
こんな日は、近所のお寺に散歩に行ってみよう。
渋滞必至の大晦日の道路も、この雪で閑散としている。
静寂な参道をひとり歩く。あと10時間もすると、参拝客でごった返すのが嘘のようだ。モノクロームの景色に、妙に心が落ち着けられる。リンと張り詰めた空気が心地よい。OMソーラーのこと、東京町家のこと、今年1年のことが走馬灯のように巡り行く。来年も忙しい歳になりそうだ!
気が付くと唯一の色彩が目に飛び込む。この時期に雪と紅梅・・・。なんとも異常気象の今年を象徴した締めくくりだ。
忙しかった歳の最後に、豊かで贅沢な時間を頂いた。
皆さん、この1年、おつかれさまでした。