フォルクスハウス
「からまつの家」の見学会が開かれる。
フォルクスハウスとは、建築家:
秋山東一さんが考案した、システム化されたオーエムソーラーハウス。
今回は「すっぴんの家」ではなく、ホタテ漆喰という自然素材でお化粧をしている。
このことで、調湿作用・消臭作用・吸着作用で、室内環境を整えている。
高気密の家には、こんな配慮も必要になる。
屋根の上にちょっと出っ張りが見えるのが、OMソーラーの
北棟ダクト。
フォルクスハウスの、「夏暑い」という気密性が良いが故の欠点を、北棟ダクトで解消している。
地下室は、ホームシアターとピアノ室になっている。
ピアノといえば、地下の湿気はタブー・・・のはず。
北と南にサンクガーデンを設け、その気圧差を利用して室内に外気を流して湿気を取る。
(京都の町家の知恵を応用している)
更に、写真左にあるカウントアローファンで、OMソーラーの乾燥した空気を地下床下に入れて湿気を取っている。(暖かい空気は1階床下に蓄熱し、その後の空気を利用)
OMソーラーの地下室は、実に気持ちが良い。
狭小地に建つ「東京町家」の場合、ロフトから地下まできっちり活用する事が良くある。
(設計・施工:相羽建設)